「部屋が狭くて収納スペースが足りない」「おしゃれに片付けたいけど、お金はかけたくない」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、100均のワイヤーネットを使えば、簡単に収納スペースを増やすことができます。しかも賃貸でも安心な方法で、壁に穴を開けずに収納を作ることも可能なんです。
この記事では、100均で手に入るワイヤーネットの基本から、場所別の活用アイデア、賃貸でも使える固定方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
ワイヤーネットを上手に活用すれば、デッドスペースを有効活用できて、部屋がすっきり片付きますよ。
ワイヤーネットとは?100均で手に入る便利な収納アイテムの基本
ワイヤーネットとは、金属製のワイヤー(針金)を格子状に組み合わせた網目パネルのことです。軽くて丈夫で、壁に掛けたり立てかけたりして使える万能な収納アイテムとして人気があります。
ワイヤーネットの最大の魅力は、その自由度の高さです。フックやバスケットを引っ掛けるだけで、自分好みの収納スペースを簡単に作ることができます。
100均ショップでは、様々なサイズやカラーのワイヤーネットが販売されており、手軽に試せる価格なので、DIY初心者の方にもおすすめです。
設置も簡単で、工具を使わなくても結束バンドだけで固定できるので、「DIYは苦手」という方でも安心して取り組めます。
100均で買えるワイヤーネットのサイズと種類を知ろう
ワイヤーネットを選ぶ前に、まずはどんなサイズや種類があるのか知っておくことが大切です。自分の用途に合ったものを選べば、より使いやすい収納が作れます。
ダイソー・セリア・キャンドゥのサイズ比較
主要な100均ショップでは、それぞれ特徴的なワイヤーネットを取り扱っています。
| ショップ名 | サイズ展開の特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| ダイソー | 小型から大型まで幅広い展開。大きいサイズは価格が上がることも | 一部商品は価格が異なる場合あり |
| セリア | 標準的なサイズが中心。おしゃれなカラー展開が豊富 | 均一価格 |
| キャンドゥ | コンパクトサイズが充実。細かい収納に便利 | 均一価格 |
一般的なサイズとしては、小さいもので約20cm×30cm程度、大きいもので約40cm×60cm程度のものまであります。
用途によって使い分けるのがポイントです。例えば、玄関の小物掛けなら小さめのサイズ、キッチンの壁面収納なら大きめのサイズが便利です。
購入前に、設置したい場所のスペースを測っておくと失敗がありません。メジャーで測るか、新聞紙などで大きさのイメージを確認しておくと良いでしょう。
カラーバリエーションと材質の違い
ワイヤーネットは、定番の白や黒だけでなく、様々なカラーが展開されています。
白色は、どんな部屋にも馴染みやすく、清潔感があります。キッチンや洗面所などの水回りにも合わせやすいカラーです。
黒色は、スタイリッシュでかっこいい印象に。モノトーンインテリアや男性の部屋にもマッチします。
その他にも、ピンクやブルー、木目調のデザインシートを貼ったものなど、おしゃれなバリエーションが増えています。
材質については、ほとんどがスチール製です。塗装の有無や厚みによって、耐久性や質感が変わってきます。
コーティングされているタイプは、錆びにくく長持ちしやすいというメリットがあります。特に湿気の多い場所で使う場合は、塗装がしっかりしているものを選ぶと安心です。
ワイヤーの太さや網目の細かさも商品によって異なります。重いものを掛ける予定なら、太めのワイヤーで作られたものを選びましょう。
【場所別】ワイヤーネットの活用アイデア15選
ここからは、具体的にどんな場所でワイヤーネットを活用できるのか、実践的なアイデアをご紹介します。どれも簡単に真似できるものばかりですよ。
キッチンでの便利な使い方
キッチンは、調理器具や調味料など、細かいものが多くて収納に困る場所ですよね。ワイヤーネットを使えば、デッドスペースを有効活用できます。
アイデア1:調味料ラックとして活用
シンク横やコンロ脇の壁に、ワイヤーネットを設置して、S字フックで調味料ボトルを吊るす方法です。手の届く位置に配置すれば、調理中の動線がスムーズになります。
アイデア2:キッチンツールの吊り下げ収納
お玉やフライ返しなどのキッチンツールは、引き出しにしまうと取り出しにくいですよね。ワイヤーネットに掛けて「見せる収納」にすれば、使いたい時にサッと取れて便利です。
アイデア3:鍋蓋の立て掛け収納
ワイヤーネットを縦に設置して、鍋蓋を立て掛ける収納にも使えます。バラバラになりがちな鍋蓋を、すっきりまとめられます。
アイデア4:ラップ・アルミホイル収納
専用のホルダーをワイヤーネットに引っ掛ければ、ラップやアルミホイルの定位置が作れます。引き出しの中でバラバラにならず、使いやすくなります。
アイデア5:布巾・タオルの乾燥スペース
キッチンの水切りカゴの横にワイヤーネットを設置すれば、布巾やふきんを掛けて乾かすスペースが作れます。風通しが良いので、衛生的に保てます。
リビング・デスク周りの収納術
リビングやデスク周りは、書類や文房具、充電ケーブルなど、小物が散らかりやすい場所です。ワイヤーネットで整理整頓しましょう。
アイデア6:デスク横の文房具収納
デスクの側面にワイヤーネットを取り付けて、ペン立てやクリップホルダーを引っ掛けます。デスク上の作業スペースが広くなり、快適に作業できます。
アイデア7:雑誌・書類の壁面ラック
ワイヤーネットに書類トレイやファイルボックスを掛ければ、壁面を有効活用した収納スペースに。頻繁に見る資料をすぐに取り出せます。
アイデア8:充電ステーション
スマホやタブレットの充電コードは、ごちゃごちゃしがちですよね。ワイヤーネットにクリップやホルダーを付けて、コードをまとめる充電ステーションを作れます。
アイデア9:リモコン収納
テレビやエアコンのリモコンは、どこに置いたか分からなくなることも。ワイヤーネットに小さなバスケットを掛けて、リモコンの定位置を作りましょう。
アイデア10:観葉植物のディスプレイ
ワイヤーネットを壁に掛けて、S字フックで小さな観葉植物を吊るせば、おしゃれなグリーンコーナーが完成します。窓際に設置すると、植物にも光が当たって良いですよ。
玄関・クローゼットの整理整頓
玄関は家の顔とも言える場所。ワイヤーネットを使って、すっきりと整理された印象にしましょう。
アイデア11:鍵・小物掛け
玄関のドアの内側や壁に小さめのワイヤーネットを設置すれば、鍵や印鑑、宅配便の判子などを掛けられます。出かける時に「鍵どこ?」と慌てることがなくなります。
アイデア12:帽子・バッグの収納
クローゼットの扉裏にワイヤーネットを取り付けて、帽子やバッグを掛ける収納に。型崩れを防ぎながら、取り出しやすく収納できます。
アイデア13:靴箱の扉裏収納
靴箱の扉裏にワイヤーネットを貼り付けて、靴磨きセットや消臭スプレーを収納。デッドスペースを有効活用できて、靴箱内もすっきりします。
洗面所・バスルームの小物収納
洗面所やバスルームは、ドライヤーやヘアアイロン、化粧品など、小物がたくさん。ワイヤーネットで整理すれば、毎朝の支度がスムーズになります。
アイデア14:ドライヤー・ヘアアイロン収納
ワイヤーネットにフックを取り付けて、ドライヤーやヘアアイロンを掛ける収納に。コードも一緒にまとめておけば、絡まる心配もありません。
アイデア15:洗濯グッズの整理
洗濯バサミや洗剤のストック、柔軟剤など、洗濯関連のグッズをワイヤーネットで一箇所にまとめます。洗濯機の横のちょっとしたスペースに設置できて便利です。
賃貸でも安心!ワイヤーネットの固定方法と取り付けのコツ
「賃貸だから壁に穴を開けられない…」という方も多いですよね。でも大丈夫!穴を開けずにワイヤーネットを固定する方法はたくさんあります。
壁に穴を開けない固定方法
賃貸住宅でも安心して使える、壁を傷つけない固定方法をご紹介します。
突っ張り棒を使った方法
突っ張り棒を2本設置して、その間にワイヤーネットを結束バンドで固定する方法です。壁に一切穴を開けずに、しっかりとした収納スペースが作れます。
キッチンのシンク上やデスクの横など、柱や壁がある場所なら簡単に設置できます。突っ張り棒も100均で購入できるので、コストパフォーマンスも抜群です。
粘着フックを活用する方法
最近の粘着フックは、耐荷重がしっかりしているものも多く、ワイヤーネットの固定に使えます。
貼ってはがせるタイプを選べば、賃貸でも安心です。ただし、壁紙の素材によっては剥がれやすい場合もあるので、目立たない場所で試してから使いましょう。
マグネットを利用する方法
玄関ドアや冷蔵庫など、マグネットがくっつく場所なら、マグネットフックでワイヤーネットを固定できます。
強力なマグネットを選べば、ある程度の重さにも耐えられます。取り外しも簡単なので、模様替えも気軽にできますよ。
しっかり固定したい時の方法
持ち家で壁に穴を開けても大丈夫な場合や、よりしっかり固定したい時の方法もご紹介します。
ネジと専用フックで固定
壁にネジを打ち込んで、ワイヤーネット専用のフックで掛ける方法が、最も安定感があります。
重いものを収納する予定なら、この方法がおすすめです。ただし、壁の下地(柱)の位置を確認して取り付けないと、壁が破損する恐れがあるので注意が必要です。
画鋲タイプのフック
小さめのワイヤーネットなら、画鋲タイプのフックでも固定できます。ネジよりも穴が小さいので、目立ちにくいというメリットがあります。
ただし、耐荷重は低めなので、軽いものを掛ける場合に限定されます。
立てかけて使う方法
壁に固定せずに、立てかけて使う方法もあります。
折り曲げて自立させる
ワイヤーネットを「L字型」に曲げて使えば、壁に立てかけなくても自立します。デスクの上や棚の中で仕切りとして使う時に便利です。
複数のワイヤーネットを結束バンドで連結すれば、「コの字型」や「ボックス型」にもアレンジできます。
足を付けてスタンドにする
ワイヤーネット専用の足パーツを取り付ければ、スタンドタイプの収納になります。キッチンのシンク周りや、玄関の靴箱の上などに置いて使えます。
キャスター付きの足を使えば、移動も楽々。お掃除の時にもサッと動かせて便利です。
ワイヤーネットと一緒に使いたい便利グッズ
ワイヤーネットの便利さを最大限に引き出すには、組み合わせて使うアイテムも重要です。100均で揃えられる便利グッズをご紹介します。
専用フックとバスケット
S字フック
ワイヤーネットに引っ掛けるだけで、吊り下げ収納が作れます。サイズや耐荷重も様々なので、掛けたいものに合わせて選びましょう。
ワイヤーバスケット
ワイヤーネットに直接引っ掛けられるバスケットです。小物をまとめて収納できるので、細々したものが多い場所で活躍します。
深さや大きさも色々あるので、用途に合わせて選べます。キッチンでは調味料入れ、デスクでは文房具入れとして使えますよ。
専用フック各種
ワイヤーネット専用に作られたフックは、しっかりと固定できて使いやすいのが特徴です。
棚を作れるタイプ、ティッシュボックスを吊るせるタイプ、スリッパを掛けられるタイプなど、用途別に様々な種類があります。
結束バンドと連結パーツ
結束バンド(インシュロック)
ワイヤーネット同士を連結したり、フックを固定したりする時に欠かせないアイテムです。
色付きの結束バンドを選べば、インテリアの一部としてもおしゃれに見せられます。使わなくなったら、ハサミで簡単に切れるので、模様替えも気軽にできます。
連結用のジョイントパーツ
複数のワイヤーネットを組み合わせて、大きな収納スペースを作る時に便利です。
L字やT字に連結できるパーツもあるので、立体的な収納ラックを作ることもできます。
まずは1枚のワイヤーネットで試してみて、慣れてきたら連結して大きくしていくのもおすすめです。
ワイヤーネット活用の注意点と失敗しないコツ
便利なワイヤーネットですが、使う時に注意したいポイントもあります。失敗しないためのコツをお伝えします。
耐荷重を確認する
ワイヤーネット自体の耐荷重と、フックやバスケットの耐荷重を確認しましょう。重いものを掛けすぎると、ワイヤーネットが曲がったり、落下したりする危険があります。
特に、キッチンで調理器具を掛ける場合や、本やファイルを収納する場合は、重さに注意が必要です。
定期的に固定具合をチェック
長く使っていると、結束バンドが緩んだり、粘着フックの粘着力が弱くなったりすることがあります。
定期的に固定具合をチェックして、緩んでいたら締め直す、粘着力が落ちていたら新しいものに交換するなど、メンテナンスを心がけましょう。
特に地震が多い地域では、落下防止のためにしっかりと固定することが大切です。
サイズを事前に測る
設置場所のサイズを測らずに購入すると、「大きすぎて入らない」「小さすぎて使えない」という失敗につながります。
購入前に、設置したい場所の幅と高さをメジャーで測っておきましょう。また、ワイヤーネットを設置した後に、扉や引き出しがきちんと開くかどうかも確認しておくと安心です。
見た目のバランスを考える
機能性だけでなく、見た目のバランスも大切です。あまりに多くのものを掛けすぎると、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
「よく使うものだけを掛ける」「色を統一する」など、すっきり見せる工夫をしましょう。定期的に見直して、使わないものは外すことも大切です。
湿気の多い場所では錆びに注意
バスルームや洗面所など、湿気の多い場所でワイヤーネットを使う場合は、錆びに注意が必要です。
コーティングされているタイプを選ぶか、定期的に乾いた布で拭くなど、お手入れをすることで長持ちします。
錆びてしまった場合は、早めに新しいものに交換しましょう。錆びたワイヤーネットは、衣類や小物を汚してしまう可能性があります。
まとめ
100均のワイヤーネットは、アイデア次第で様々な場所で活躍する便利な収納アイテムです。
キッチン、リビング、玄関、洗面所など、どんな場所でも簡単に収納スペースを増やせます。しかも、賃貸でも安心な固定方法があるので、誰でも気軽に試せるのが魅力です。
まずは小さなワイヤーネット1枚から始めてみて、慣れてきたら複数を組み合わせて大きな収納スペースを作ってみてください。
ワイヤーネットを上手に活用して、快適で整理された暮らしを手に入れましょう!

