突然のケガや体調不良に備えて、ご家庭に救急箱を用意していますか?
「救急箱って高そう…」「何を揃えたらいいか分からない」そんな悩みを抱えている方に朗報です。実は、100均ショップで手軽に救急箱が作れるんです!
この記事では、ダイソー・セリア・キャンドゥで購入できる救急箱の特徴から、中に入れるべき必需品、さらに使いやすい収納アイデアまで徹底解説します。100均アイテムだけで、家族を守る頼れる救急箱を完成させましょう。
初めて救急箱を用意する方も、既存の救急箱を見直したい方も、ぜひ最後までご覧ください。
100均の救急箱はどこがおすすめ?ダイソー・セリア・キャンドゥ徹底比較
100均で救急箱を探すとき、まず気になるのが「どのお店の商品が一番いいの?」という点ですよね。
各店舗で取り扱っている救急箱には、それぞれ特徴があります。サイズや価格、デザインなどを比較して、自分にぴったりの救急箱を見つけましょう。
ダイソーの救急箱の特徴と価格
ダイソーの救急箱は、透明なポリプロピレン製が主流です。
サイズは幅約18cm×奥行約14cm×高さ約12cmのタイプが人気で、価格は商品によって異なります。小型の救急小物ケースなら110円(税込)、大きめサイズや機能性の高いものは330円程度の商品もあります。
ダイソーの救急箱の魅力は、中身が見やすい透明タイプであること。一目で何が入っているか分かるので、緊急時にも慌てずに済みます。
また、付属の小型ケース(トレー)が便利です。このトレーには絆創膏や爪切りなどの小物を入れておけば、箱の中で迷子になる心配がありません。
持ち手付きで軽量(約185g)なので、災害時の持ち出し用としても活躍してくれます。
セリアの救急箱の特徴と価格
セリアでは「くすり箱」や「ハンド救急箱」という名前で販売されています。
価格帯は110円~220円程度で、サイズはダイソーよりもやや小さめの商品が多いです。幅約17cm×奥行約12cm×高さ約8cmのコンパクトタイプが人気です。
セリアの特徴は、シンプルでおしゃれなデザイン。半透明のポリプロピレン製で、インテリアに馴染みやすいカラー展開がされています。
青色や緑色のトレイが付属しており、細かい医療用品を整理しやすくなっています。薄型タイプは収納スペースが限られている一人暮らしの方におすすめです。
ハンドル付き収納ボックスを救急箱として活用する方も多く、持ち運びのしやすさが好評です。
キャンドゥの救急箱について
キャンドゥでも救急箱や薬箱として使える収納ケースが販売されています。
ただし、ダイソーやセリアと比べると専用の救急箱としての商品ラインナップはやや少なめです。その代わり、汎用性の高い小物ケースを救急箱として代用できます。
キャンドゥの強みは、ピルケースやサプリメントケースなどの関連商品が充実している点。救急箱本体と一緒に、中身の整理グッズも揃えやすいのが魅力です。
店舗によって在庫状況が異なるため、近くの店舗で確認してみることをおすすめします。
各店舗の救急箱比較表
| 店舗 | 価格帯 | サイズ感 | デザイン特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|
| ダイソー | 110円~330円 | 大きめ | 透明・シンプル | 収納力が高い |
| セリア | 110円~220円 | コンパクト | おしゃれ・カラフル | 見た目重視派に |
| キャンドゥ | 110円~ | 様々 | シンプル | 関連商品が豊富 |
100均で揃える救急箱の中身リスト
救急箱の容器が決まったら、次は中身を揃えましょう。
「何を入れたらいいか分からない」という方のために、優先度別に必要なアイテムをご紹介します。すべて100均で手に入るものばかりなので、一度にまとめて購入できますよ。
絶対に入れておきたい基本アイテム
救急箱に最低限入れておくべき必需品をリストアップしました。
まず欠かせないのが絆創膏です。100均の絆創膏は防水タイプや大容量パックがあり、コストパフォーマンスが抜群。ダイソーなら110円で60枚入りの商品もあります。
次に消毒液。小さな傷の手当てに必須です。ミニサイズの消毒液なら救急箱にすっきり収まります。
ガーゼや包帯も忘れずに。擦り傷や切り傷の応急処置に使います。100均では個包装されたガーゼや、使い切りサイズの包帯が便利です。
体温計も救急箱に常備しておきましょう。発熱時にすぐ測れると安心です。
ピンセットや毛抜きは、トゲが刺さったときや細かい作業に役立ちます。ステンレス製のものが衛生的でおすすめです。
ハサミも一つ入れておくと、包帯を切ったりテープを調整したりするときに便利です。
あると便利な救急用品
基本アイテムに加えて、あると助かる追加アイテムもご紹介します。
冷却シートは、発熱時や打撲の際に活躍します。小さめサイズなら救急箱にもすっきり収納できます。
綿棒は傷口の消毒や細かい部分の手当てに便利。個包装タイプを選ぶと衛生的です。
マスクも数枚入れておきましょう。感染予防だけでなく、看病する側にも必要です。
使い捨て手袋があると、衛生的に処置ができます。薄手のビニール手袋が何枚かあると安心です。
テープ類(医療用テープや絆創膏用テープ)も揃えておくと、ガーゼを固定したり包帯を留めたりするときに重宝します。
爪切りも救急箱に入れておくと便利。深爪で出血したときにも、すぐ対応できます。
ワンタッチパッド(キズパッド)は、絆創膏では覆いきれない大きめの傷に最適です。
家族構成別のおすすめアイテム
家族の年齢層や構成によって、救急箱に追加したいアイテムが変わります。
小さなお子さんがいる家庭では、子ども用の絆創膏(キャラクターデザイン)を入れておくと、泣いている子どもも少し落ち着いてくれます。
また、虫刺され用の薬や日焼け止めなども、子ども用として準備しておくと安心です。
高齢者がいる家庭では、老眼鏡(予備)や常備薬の予備を救急箱に入れておくと便利です。薬の飲み忘れ防止に、曜日別のピルケースも活用しましょう。
ペットを飼っている家庭では、人間用とは別にペット用の救急グッズを用意することをおすすめします。動物病院の連絡先メモも一緒に保管しておきましょう。
一人暮らしの方は、コンパクトな救急箱で十分です。基本アイテムだけでも揃えておけば、いざというときに困りません。
100均救急箱の賢い収納アイデア
せっかく救急箱を用意しても、中身がごちゃごちゃでは緊急時に使いにくいですよね。
ここでは、取り出しやすく、管理しやすい収納テクニックをご紹介します。ちょっとした工夫で、使い勝手が格段にアップしますよ。
取り出しやすい配置のコツ
救急箱の中身は、使用頻度が高いものを手前に配置するのが基本です。
絆創膏は最も使う機会が多いので、フタを開けてすぐ取れる位置に置きましょう。付属のトレーに絆創膏を入れておくと、サッと取り出せます。
消毒液や体温計など、やや大きめのアイテムは箱の奥や底に立てて収納すると、スペースを有効活用できます。
ガーゼや包帯は重ねて収納し、一番上に使用期限をメモしたシールを貼っておくと管理が楽です。
ハサミやピンセットなどの先が尖ったものは、キャップをつけるか、小さなケースに入れて安全に保管しましょう。
小物を整理する仕切り活用術
100均には、救急箱の中で使える仕切りグッズがたくさんあります。
小さなジッパー付きポーチやカードケースを活用すると、細かいアイテムをカテゴリー別に分けられます。「絆創膏用」「薬用」「工具類(ハサミ・ピンセット)用」と分けておくと便利です。
透明なケースを選べば、中身が一目で分かるので探す手間が省けます。
セリアやダイソーで売っている仕切り板を使えば、箱の中を自由にカスタマイズできます。立てて収納したいものがある場合は、仕切りで区切ると倒れにくくなります。
小分けボックスに入れる際は、各ボックスに何が入っているかラベリングしておくと、家族みんなが使いやすくなります。
ラベリングで見やすく管理
救急箱の外側や内側にラベルを貼るだけで、管理がぐっと楽になります。
箱の外側には「救急箱」や「急病時」などのラベルを貼っておくと、家族の誰が見ても一目で分かります。マスキングテープに手書きするだけでもOKです。
箱の内側には、使用期限をチェックする日をメモしておきましょう。「毎年〇月に確認」とラベルを貼っておけば、期限切れの薬を使ってしまう心配がありません。
小分けケースには、中身の名前を書いたラベルを貼ります。「絆創膏」「消毒用品」「工具」など、シンプルな表記が見やすいです。
100均のラベルシールやマスキングテープを使えば、おしゃれで分かりやすいラベリングが完成します。
用途別!100均救急箱の使い分けテクニック
実は、救急箱は一つだけではなく、用途に合わせて複数用意するのがおすすめです。
家に置いておく用、持ち運び用、車に常備する用など、それぞれに最適なサイズと中身があります。100均なら複数揃えても負担が少ないので、ぜひ試してみてください。
家庭用の救急箱
自宅に置いておく救急箱は、収納力を重視しましょう。
ダイソーの大きめサイズ(330円程度のタイプ)なら、家族全員分の薬や救急用品をまとめて収納できます。
設置場所は、リビングやキッチンなど、家族が集まる場所がベスト。急な怪我や体調不良の際に、すぐ取り出せる位置に置いておきましょう。
小さなお子さんやペットがいる場合は、手の届かない高い場所に保管してください。誤飲を防ぐためにも、薬の管理は慎重に行いましょう。
家庭用救急箱には、基本アイテムに加えて、常備薬(痛み止め、胃薬、風邪薬など)もまとめておくと便利です。ただし、医薬品の保管については、添付文書の指示に従い、高温多湿や直射日光を避けた場所に置いてください。
持ち運び用の救急箱
外出先でのアクシデントに備えて、コンパクトな持ち運び用救急箱も作っておきましょう。
セリアの小型タイプやダイソーの両面収納小物ケース(110円)なら、バッグに入れても邪魔になりません。
中身は最低限に絞ります。絆創膏数枚、消毒シート、ポケットティッシュ、小さめの包帯、鎮痛剤1~2回分など、応急処置に必要なものだけを厳選しましょう。
旅行やレジャー、キャンプなどのアウトドアシーンでは、虫刺され用の薬や日焼け止め、冷却シートなども追加すると安心です。
持ち運び用は定期的に中身をチェックし、使ったものはすぐに補充する習慣をつけましょう。
車載用の救急箱
車の中にも救急箱を常備しておくと、ドライブ中の万が一に対応できます。
車載用には、耐久性のある透明ケースがおすすめ。夏場の車内は高温になるため、中身が見える透明タイプなら状態をチェックしやすいです。
車載用の救急箱には、基本アイテムに加えて、三角巾や救急ガイドブック、緊急連絡先メモなども入れておきましょう。
車特有のトラブル(交通事故など)に備えて、少し大きめのガーゼや包帯を多めに入れておくと安心です。
置き場所は、助手席の足元やトランクの取り出しやすい位置がベスト。グローブボックスは夏場に高温になりすぎるため、薬の保管には不向きです。
100均救急箱のおしゃれなカスタマイズ方法
「救急箱も見た目にこだわりたい!」という方のために、簡単にできるカスタマイズアイデアをご紹介します。
生活感を抑えたおしゃれな救急箱なら、リビングに出しっぱなしでも気になりません。
インテリアに馴染むデコレーション
透明な救急箱は機能的ですが、「ちょっと味気ない…」と感じる方もいるかもしれません。
そんなときは、箱の外側をマスキングテープでデコレーションしてみましょう。好きな柄のマステを貼るだけで、オリジナルの救急箱に大変身します。
もっとしっかりカスタマイズしたい場合は、リメイクシートを貼るのもおすすめ。木目調や大理石調のシートを貼れば、高級感のある仕上がりになります。
白や黒のスプレーで全体をペイントすれば、モノトーンインテリアにぴったりの救急箱が完成します。ペイントする際は、しっかり換気をして、屋外や新聞紙を敷いた場所で作業しましょう。
箱の表面にステッカーやラベルを貼って、ワンポイントにするのもおしゃれです。「First Aid」や「救急箱」のロゴシールを貼れば、一気にプロっぽい雰囲気になります。
透明ケースの中身を見せる収納術
透明ケースのメリットを活かして、あえて中身を見せる収納にするのも一つの方法です。
中身をカラフルな小物ケースで統一すれば、開けたときに可愛らしい印象になります。セリアやダイソーには、パステルカラーのケースがたくさんあるので、お好みの色で揃えてみてください。
絆創膏や綿棒を透明な小瓶に詰め替えると、まるでカフェのようなおしゃれな雰囲気に。ただし、使用期限が分かるように、ラベルは忘れずに貼っておきましょう。
中身の色や形を揃えることで、統一感のある美しい収納が実現します。白や透明のアイテムで統一すれば、清潔感のある印象になりますよ。
救急箱を作る時の注意点とよくある失敗
救急箱を用意する際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。
よくある失敗例と一緒に、正しい管理方法をチェックしておきましょう。
保管場所の選び方
救急箱はすぐに取り出せる場所に置くことが大切ですが、適当な場所に置くのはNGです。
高温多湿の場所は避けましょう。薬や絆創膏が劣化してしまう原因になります。特に、キッチンのコンロ近くや浴室付近は避けてください。
直射日光が当たる場所も避けましょう。窓際に置くと、薬の成分が変化してしまう可能性があります。
おすすめの保管場所は、リビングの棚や寝室のクローゼット、洗面所の収納スペースなど。家族がすぐにアクセスできて、かつ適度に日陰になっている場所がベストです。
小さなお子さんがいる家庭では、手の届かない高さに保管することを徹底してください。誤飲事故を防ぐためにも、救急箱の置き場所選びは慎重に行いましょう。
使用期限のチェック方法
救急箱の中身は、定期的に使用期限をチェックする習慣をつけましょう。
おすすめは、年に1~2回(例:春と秋、または誕生日など覚えやすい日)、救急箱の中身を全部出して確認する日を決めることです。
絆創膏や消毒液、ガーゼなどにも使用期限があります。パッケージに記載されている期限を確認し、期限が近いものは早めに使い切るか、新しいものと交換しましょう。
常備薬は特に注意が必要です。期限切れの薬は効果が薄れていたり、逆に体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
救急箱に「次回チェック日:〇年〇月」とメモを入れておくと、チェックを忘れずに済みます。
よくある失敗は、「一度も使わないまま期限が切れていた」というパターン。定期チェックで防ぎましょう。
子どもやペットへの配慮
救急箱の中身は、子どもやペットにとって危険なものがたくさん含まれています。
誤飲を防ぐために、救急箱は必ず手の届かない高い位置に保管してください。「ちょっとだけなら大丈夫」という油断が事故につながります。
また、救急箱を使った後は必ずフタを閉めて元の場所に戻す習慣をつけましょう。テーブルに出しっぱなしにしたまま目を離すと、子どもが興味を持って触ってしまうかもしれません。
ペットがいる家庭では、床に置かないことも重要です。犬や猫は好奇心旺盛なので、匂いにつられて救急箱を開けようとすることもあります。
子どもが成長して、自分で救急箱を使えるようになったら、正しい使い方を教える機会にもなります。小学生くらいになったら、一緒に救急箱の中身を確認して、どんなときに何を使うか説明してあげるといいですね。
まとめ
100均で作る救急箱は、コストパフォーマンスが抜群で、誰でも簡単に始められます。
ダイソー・セリア・キャンドゥでは、価格帯やサイズの異なる救急箱が販売されています。小型の110円タイプから、大容量の330円タイプまで、用途に合わせて選べるのが魅力です。
救急箱の中身は、絆創膏・消毒液・ガーゼ・体温計などの基本アイテムをまず揃えましょう。家族構成に合わせて、必要なものを追加していけば、オリジナルの救急箱が完成します。
収納のコツは、使用頻度の高いものを手前に配置し、小物は仕切りやケースで分類すること。ラベリングをすれば、さらに使いやすくなります。
家庭用・持ち運び用・車載用など、用途別に複数の救急箱を用意するのもおすすめです。100均なら手軽に揃えられるので、ぜひチャレンジしてみてください。
保管場所は、高温多湿や直射日光を避け、家族がすぐにアクセスできる場所を選びましょう。年に1~2回は中身をチェックして、使用期限切れのアイテムがないか確認することも大切です。
いざというときに慌てないために、今日から100均で救急箱作りを始めてみませんか?ちょっとした備えが、家族の安心と安全を守ってくれますよ。

