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家の中にコウモリが入ってきた時の正しい対処法|絶対にやってはいけないNG行動と安全な追い出し方

雑学

夜、家の中で突然コウモリが飛んでいるのを発見したら、誰でもパニックになってしまいますよね。

「すぐに捕まえて外に出さなきゃ!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。コウモリへの対処法を間違えると、思わぬリスクを招く可能性があります。

この記事では、家の中にコウモリが入ってきた時の正しい対処法と、絶対にやってはいけないNG行動について詳しく解説します。落ち着いて適切に対処すれば、安全にコウモリを追い出すことができますよ。

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家の中にコウモリが入ってきた時にまず知っておくべきこと

コウモリが家の中に入ってきたら、まず落ち着いて以下の重要なポイントを理解しておきましょう。

コウモリは鳥獣保護管理法で守られている

実は、コウモリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」によって保護されている野生動物です。

この法律では、鳥類や哺乳類に属する野生動物を許可なく捕獲・殺傷することを禁止しています。哺乳類であるコウモリも、この法律の対象となります。

原則として、無許可でコウモリを捕獲したり傷つけたりすると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

(参照:環境省「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の概要」、朝倉市「コウモリについてのお知らせ」)

ただし、部屋に迷い込んだコウモリを傷つけずに安全に外へ逃がす行為は、一般的に問題にならないケースが多いです。 自治体も「コウモリを追い出し、侵入口を塞ぐこと」を推奨しています。

コウモリは害虫を食べてくれる益獣でもあるため、法律で守られているのです。

素手で触ることは避けるべき理由

コウモリには、病原菌や寄生虫が付着している可能性があります。

海外では、コウモリが原因で以下のような感染症が報告されています。

  • 狂犬病
  • ニパウイルス感染症
  • ヘンドラウイルス感染症

狂犬病について
狂犬病は発症するとほぼ100%死亡する極めて危険な感染症です。海外(特に北米やオーストラリア、ヨーロッパ)ではコウモリからの感染事例が報告されています。

(参照:厚生労働省検疫所「狂犬病について」、理化学研究所「コウモリと狂犬病」)

ただし、日本国内では現在のところコウモリ由来の狂犬病報告はなく、極めて稀です。 アジアに生息するコウモリからは狂犬病ウイルスが分離された報告はいまのところありません。

(参照:厚生労働省「動物の狂犬病調査ガイドライン」)

それでも、コウモリの体にはノミダニが付着していることもあるため、素手で触ることは避けましょう。

落ち着いて対処すれば大丈夫

ここまで読んで不安に思われたかもしれませんが、安心してください。

日本の家屋に入ってくるコウモリのほとんどは「アブラコウモリ」という種類で、体長は5cm前後ととても小さく、おとなしい性格をしています。

積極的に人を襲ったり噛み付いたりすることはありません。落ち着いて正しく対処すれば、安全にコウモリを追い出すことができます。

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絶対にやってはいけないNG行動3つ

コウモリが家に入ってきた時、絶対にやってはいけない行動があります。以下の3つは特に注意してください。

NG行動①素手で捕まえようとする

先ほどもお伝えした通り、コウモリには病原菌や寄生虫が付着している可能性があります。

「外に逃がそう」という善意からでも、素手で捕まえるのは避けるべきです。噛まれたり引っ掻かれたりして、感染症のリスクが高まります。

また、コウモリは法律で保護されているため、むやみに捕獲する行為は推奨されません。

NG行動②ほうきや棒で叩いて追い出す

「早く追い出したい!」とほうきや棒でコウモリを叩こうとするのもNGです。

コウモリを叩くと、細い脚や羽を折ってしまい、傷つけたり殺してしまったりする可能性があります。コウモリを傷つける行為は、鳥獣保護管理法違反となる可能性があります。

(参照:「コウモリも鳥獣保護法で守られている?コウモリを見つけたときの対処法を解説」)

硬いもので叩くような行為は避け、忌避スプレーなど、コウモリを傷つけない方法で対処しましょう。

NG行動③殺虫剤で駆除しようとする

害虫駆除用のスプレーを吹きかけて駆除しようとするのも避けてください。

コウモリは虫ではなく哺乳類なので、殺傷する行為は法律で禁止されています。

ただし、コウモリ専用の忌避スプレーを使って追い出すことは認められています。忌避スプレーは、コウモリが嫌がる成分(ハッカ油など)を含んでおり、コウモリを傷つけずに追い払うことができます。

コウモリを安全に追い出す正しい手順

それでは、コウモリを安全に追い出す正しい手順を見ていきましょう。

手順①窓やドアを全開にして逃げ道を作る

コウモリが部屋に入ってきた場合、まずは窓やドアを全開にして、コウモリが自分で外に出られる逃げ道を作ります。

これが最も基本的で安全な方法です。

コウモリは外に出たがっているので、窓が開いていれば自然と出て行くことが多いです。ただし、時間がかかる場合もあるので、焦らずに待ちましょう。

手順②室内の照明をつけて明るくする

コウモリは夜行性で、明るい場所を嫌います。

室内の照明をすべてつけて明るくすることで、コウモリが暗い外に出て行きやすくなります。

可能であれば、懐中電灯やライトでコウモリに光を当てながら、窓の方向へ誘導するのも効果的です。

手順③自然に出て行くのを待つ(時間がかかることも)

窓を開けて明るくしたら、あとはコウモリが自然に出て行くのを待ちます。

少々時間がかかることもありますが、これが最も安全で法律に抵触しない方法です。

待っている間は、コウモリに刺激を与えないように静かに見守りましょう。 大きな音を立てたり近づいたりすると、コウモリがパニックになって暴れてしまうことがあります。

手順④忌避スプレーを使う方法

なかなか出て行かない場合は、コウモリ専用の忌避スプレーを使うのも有効です。

市販のコウモリ忌避スプレーには、ハッカ油などコウモリが嫌がる天然成分が含まれています。コウモリがいる方向ではなく、逃げ道とは反対側にスプレーすることで、コウモリを窓の方向へ誘導できます。

ただし、忌避スプレーは非常に強いニオイがするため、部屋の中で使う場合は、数日間ニオイが残ることを覚悟しておきましょう。

(参照:「コウモリが家に来る原因は?その原因と撃退方法をプロが解説!」)

コウモリを追い出した後にやるべきこと

無事にコウモリを追い出せたら、次は衛生面の対策を行いましょう。

接触の可能性がある場所を重点的に消毒する

コウモリが飛び回ったり、壁や家具にぶつかったりした際に、細菌や寄生虫が付着している可能性があります。

コウモリを追い出した後は、除菌スプレーや消毒液を使って、コウモリが接触した可能性のある場所を重点的に消毒しましょう。

特に、コウモリが触れた可能性のある場所や、飛んでいた経路は念入りに消毒してください。

ペットが接触した可能性がある場合は洗う

犬や猫などのペットを飼っている場合、ペットがコウモリに接触した可能性があるなら、シャンプーで洗ってあげましょう。

接触していない場合は、特別な対応は不要です。

当日のお風呂はいつもより念入りに

家族全員、その日のお風呂はいつもよりしっかりと体を洗いましょう。

特に髪の毛や手など、コウモリが飛んでいた空間にさらされていた部分は念入りに洗ってください。

(参照:「コウモリが部屋に入ってきたら?確実な追い出し方法と再発生を防ぐ対策を徹底解説」)

なぜコウモリは家の中に入ってくるのか?主な侵入経路

「窓は閉めていたのに、どこから入ってきたの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

コウモリが家に入ってくる理由と、主な侵入経路を見ていきましょう。

わずか1~2cmの隙間から侵入できる

日本の家屋に侵入してくるアブラコウモリは、体長が5cm前後と非常に小さく、わずか1~2cmほどの隙間があれば、そこから侵入できてしまいます。

羽を閉じると大人の手のひらに収まるほどの大きさなので、「まさかこんなところから!?」という部分が侵入口になっていることも少なくありません。

侵入経路①窓やドアの隙間

窓やドアをしっかり閉めているつもりでも、わずかな隙間ができていることがあります。

特に、網戸が破れていたり、サッシ部分に隙間ができていたりすると、コウモリはそこから侵入してきます。

また、夜間に窓を開けていると、光に誘われて虫が集まり、その虫を追ってコウモリが入ってくることもあります。

侵入経路②換気口・通気口

どのご家庭にもある換気口や通気口も、コウモリにとって絶好の侵入ポイントです。

換気口の入り口を覆っているカバーが壊れていたり、網が劣化していたりすると、簡単に侵入されてしまいます。

特に、換気扇を使用していない時は無防備になるため、注意が必要です。

侵入経路③エアコンの配管周り

エアコンの配管は家の外部と内部をつなぐ経路となります。

配管の周りにできた隙間や、外部に設置されたカバーやパテが劣化している場合、コウモリがその隙間を見つけて侵入してくることがあります。

侵入経路④屋根裏や軒下

屋根や軒下の小さな隙間も有力な侵入ポイントです。

特に築年数が経過している住宅では、瓦のズレや板金の劣化などによって隙間ができやすくなっています。このような場所は、コウモリにとって安全な隠れ家となります。

屋根裏は暗くて温かく、雨風もしのげるため、コウモリが好む環境です。一度侵入すると繁殖スペースとして利用されることも多いです。

(参照:「家の中にコウモリが!コウモリの侵入経路と侵入時の対処法」)

コウモリの再侵入を防ぐための対策

一度追い出しても、侵入口がそのままだと、またコウモリが入ってくる可能性があります。再発を防ぐための対策も重要です。

侵入口をしっかり塞ぐ

コウモリを追い出した後は、侵入口となった隙間を完全に塞ぐことが最も重要です。

以下の場所を重点的にチェックしましょう。

  • 窓やドアのサッシ部分
  • 網戸の破れ
  • 換気口や通気口のカバー
  • エアコンの配管周り
  • 屋根や軒下の隙間

金属製のネットやコーキング剤、パテなどを使って、1~2cm以上の隙間はすべて塞ぎます。

ただし、コウモリがまだ中にいる状態で侵入口を塞いでしまうと、コウモリを家に閉じ込めてしまうことになるので注意が必要です。必ず、コウモリが完全に出て行ったことを確認してから塞ぎましょう。

忌避剤を設置する

市販の忌避剤を侵入口周辺に設置しておくと、コウモリが近寄りにくくなります。

ジェルタイプの忌避剤は、専用のトレーに入れて設置すると、効果が長く持続します。使用の際は、製品の使用方法を守って適切に設置しましょう。

また、ハッカ油を使った忌避剤も効果的です。ハッカ油と精製水を霧吹きボトルに入れて、コウモリが寄り付きそうな場所に撒くと、メンソールの匂いを嫌がって近寄らなくなります。

定期的に家の隙間をチェックする

建物は年月とともに劣化し、新たな隙間ができることがあります。

定期的に家の外周をチェックして、隙間ができていないか確認しましょう。特に、台風や地震の後は要注意です。

早めに隙間を見つけて塞いでおけば、コウモリだけでなく、他の害虫や害獣の侵入も防ぐことができます。

自分で対処できない時は専門業者に依頼を

ここまで自分でできる対処法をお伝えしてきましたが、実際にやってみると思った以上に大変です。

特に、屋根裏や天井裏にコウモリが住み着いている場合や、侵入口を完全に塞ぐのが難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼するメリット

専門業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

鳥獣保護管理法に則った適切な対応
専門業者は法律を熟知しており、適切な許可を得て作業を行うため、法律面での心配がありません。

追い出しから侵入防止まで一貫対応
コウモリの追い出しだけでなく、侵入口の特定と封鎖、糞尿の清掃、除菌・消毒まで、すべて一貫して対応してくれます。

再発防止の保証
多くの業者では施工後の保証がついています。保証期間内に再びコウモリが侵入した場合、無料で再施工してくれる業者もあります。

高所や狭い場所でも対応可能
屋根裏や天井裏など、素人では対応が難しい場所でも、プロの技術で安全に駆除してくれます。

費用の目安と保証内容

コウモリ駆除の費用は、被害の状況や場所、建物の構造によって大きく変動します。

一般的な相場としては、通気口部分の簡易的な対応で数万円程度から、天井裏の本格的な駆除や足場が必要な場合は数十万円以上かかることもあります。

糞の清掃や建物の修繕が必要な場合は、さらに費用が上乗せされます。

業者を選ぶ際は、施工後の保証内容をしっかり確認しましょう。「施工後○年間は再施工無料」という保証がついている業者を選ぶと安心です。

また、価格が安くても保証がない業者は避けた方が無難です。必ず複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と価格を比較検討しましょう。

(参照:「コウモリが家の中に入ってきた時の対処法は?駆除時の注意点をプロが解説!」)

まとめ

家の中にコウモリが入ってきた時は、焦らず冷静に対処することが大切です。

この記事の内容をまとめます。

コウモリは鳥獣保護管理法で守られているため、傷つける行為は法律違反となる可能性があります。ただし、部屋に迷い込んだコウモリを傷つけずに外へ逃がす行為は一般的に問題ありません。素手で触ることは、衛生面から避けるべきです。

正しい対処法は、窓やドアを全開にして、コウモリが自然に出て行くのを待つこと。必要に応じて忌避スプレーを使って誘導しましょう。

追い出した後は、接触の可能性がある場所を重点的に消毒し、侵入口をしっかり塞いで再発を防ぐことが重要です。

自分で対処するのが難しい場合は、無理をせず専門業者に依頼することをおすすめします。適切に対応し、快適な住環境を取り戻しましょう。